テラセルは、高密度ポリエチレン製樹脂のハニカム状の地盤・法面安定材です。
本体を広げてセルの中に土や砕石を投入するだけで安定した路盤を作ることができ、また法面に使用すれば表層安定用の軽量法枠として法面緑化材料となります。

テラセルの特徴

・軽量でコンパクト
 テラセルは軽量でかつ強度のある高密度ポリエチレン製です。施工前のテラセルはコンパクトに畳んでありますので保管場所を大きく必要とせず、軽量の為(標準タイプのT-100型は重量が24kg)、一人で小運搬ができます。

・現場ニーズに合わせたワイドバリエーション
 テラセルはセルの側壁形状 (穴あきと標準) で2種類、セルの大きさで2種類、高さ (50mm〜200mm) で5種類、計20種類のワイドバリエーションで、土質、法勾配、必要強度、経済性など様々な現場ニーズに対応できます。

・充填材は安価な素材を活用
 テラセルは一つのセルが小さいため (標準セル)、充填材として普通土、砂、砕石、コンクリート、コンクリート再生材、現地発生土、土地改良土など様々なものが利用できます。

・簡単施工
 施工はアンカー (止め杭) を打ち、本体を広げ固定し、後は土や砕石を投入するだけです。

・素材の柔軟性
 テラセルは柔軟性があるため、多少のでこぼこした法面でもすぐれた追従性を見せます。起伏やカーブ施工も容易に行えます。

・現場での加工が簡単
 カーブ施工時の擦りつけ加工や現場でのサイズ加工が必要な場合でも、ノコギリや電動工具等で簡単に切断できます。

テラセルの構造


 
 
テラセル内に表土や植生土を充填することで、侵食されにくい植生基盤層を作ることができます。

 

岩盤やコンクリートの上部にテラセルを敷設することで緑化が可能になります。

法面保護

表土がむき出しになり法面保護されてない場所はほとんど浸食の対象となります。通常、風化、水流跡が増え、土粒子をさらい、土崩れしやすい環境が形成されます。


テラセルを敷設し、法面に充分な重量を加えることによって表層を安定化させ、地滑りや滑落を防ぎます。


 
テラセルはセル内に投入する材料により、植生ビオトープ型護岸、自然石タイプ護岸など目的に合った多自然型河川工法を行うことが出来ます。

植生護岸

 
 テラセル内に表土、植生土、または浚渫改良土を投入することで耐侵食性の強い植生護岸を作ることができます。

調整池護岸

 
 テラセル内に石を投入することで、セルが石を拘束して一体化された護岸を形成します。
テラセルは充填材の質を問わず間単に荷重分散を可能とする路盤基礎安定システムです。
充填材の種類を問わないので、現場の発生土や改良土などが再利用でき、効率的かつ経済的です。

 
テラセルは集中荷重を上下・左右に分散するシステムで、1カ所に集中する荷重がそれぞれのセルに平均的に分散され、地盤を安定させます。荷重分散率の高い路盤材を単独で使用するよりも、安価な充填材とテラセルを組み合わせることにより、より安定した路盤を容易に作ることが出来ます。


 
 
商品案内トップへ

ハニカム型土壌安定システム「テラセル」